2017年の「ミス三重里帰り展」で、みえむでの展示を担当して下さった水谷憲二さんは、2018年から隠岐諸島(島根県)の海士町で活躍されています。
よく三重にも里帰りされていますが、今回はみえむで講座をされました。
こだわり講座「離島の学芸員」
8月17日(土)10時~11時半
三重県総合博物館(みえむ)3階レクチャールーム
海士町でお会いした時に、自家用車で島中を詳しく案内して下さいました。
「後鳥羽上皇と同じ年齢で中ノ島(海士町)に来て、後鳥羽上皇はここで19年を過ごしたけど、僕の退職の年がちょうど19年目です」というお話も心に残っています。
隠岐でも「青い目の人形」のことを調べられたそうで、2027年の「ミス三重」里帰りにも参加したいと言って下さいました。
来年もぜひご講演下さい。
2月22日(木)に、会員の民上眞由美さんがいなべ市立治田小学校5年生に、人形交流の出前授業をされました。
治田小にもかつて「青い目の人形」があり、「ものすごく嬉しくて、学校の玄関に飾ってある人形に会いたくて、朝早く行った」という地域の方(故人)のお話を、子どもたちは興味深く聞いていました。
戦争中に人形を守った話や、今も続く人形交流などを簡潔に分かりやすく45分で伝えられました。
嬉しいニュースです。
元の名前が不明で、ずっと名前がなかった津市立新町小学校の「青い目の人形」に、子どもたちが新しい名前をつけて下さいました。
新町小学校は今年度で創立150周年。それを記念して、児童会の役員さんが全校に呼びかけて名前を募集し、「未来(ミライ)」という名前に決まりました。
世界が平和になりますように、そして平和が続きますようにという思いや平和の象徴として、「青い目の人形」を未来につないでいこうという思いが込められているそうです。
子どもたちならではの発想の豊かさを感じる素敵な名前です。
これから調査が進んで、送られた当時の名前がわかるのも楽しみです。
新町小学校の皆さん、どうもありがとうございました。
伊賀市の花垣地区市民センターが、同地区住民自治協議会のウェブページを開設されました。
その中に、センターで大切にされている「青い目の人形」エリザベスハイネのコーナーもできました。
エリザベスハイネは花垣小学校に贈られ、2015年に統合された後は、市民センターで大切にされています。
ウェブページでは、私たちのページにもリンクを貼って下さいました。こちらからご覧下さい。
9月9日〜10日に津リージョンプラザ3階生活文化情報センターで開催された津市の「社会科展」で、人形交流について詳しく調べた作品が出品されました。膨大な資料をまとめた力作です。
この作品はMaiさん(小6)とMayさん(小4)の共同作品で、三重県に残る「青い目の人形」8体、三重に贈られた「新友情人形」4体すべてを訪ねて、5月には滋賀でギューリック3世ご夫妻にも会われています。
この作品はその後、津市で入選して三重県社会科教育研究会に出品され、三重県教育委員会賞を受賞されました。おめでとうございます!
小学校の時から人形交流に関心をもって調べ学習や発信を続けられているYuiさん(中2)の妹さんたちです。すばらしい3姉妹ですね。
会員の民上眞由美さんから「いなべ市で古い人形が見つかった」と連絡があり、さっそく調査をしました。「青い目の人形」に多いエファンビー社の人形であることは間違いないので、滋賀県日野小学校にで大切にされている「青い目の人形」マリオンベイビーに会いに行きました。
二つの人形を比較すると、足が長いなど若干の違いがあり、いなべ市で聞き取りをしても学校に贈られていた確証がないことから「青い目の人形」ではないと判断しました。それでも、よく似た時代の貴重な人形には間違いないので、これからも大切にしてほしいです。
4月16日(土)に四日市市のばんこの里会館で、人形交流についての学びの会が開催されました。開催されたのは、四日市婦人ロータリーの皆さんです。
2010年のミス三重里帰りで、四日市市の展示会会場でお世話になった山本将子さんが講演され、人形交流の意義や三重での状況について語られました。
ご講演では、ミス三重の会が昨年作成したA3プリントも活用して下さっているのがわかり嬉しいです。
津市のYuiさんは22年4月から中学生ですが、21年夏の「津平和のための戦争展」で新町小学校の「青い目の人形」に出会い、それから夏休みに人形交流のことを調べてまとめました。まとめた作品は膨大な量で厚さが3cm近くもあり、人形交流のことが詳しく書かれています。この研究は津市の作品展の特選に選ばれました。ごく一部を紹介します。
さらにYuiさんは友情人形についてのスピーチを作り、京都市で22年3月20日に開催された超難関の英語スピーチコンテストで全国2位になりました。素晴らしいですね。
その時に1位になった子は、なんと岡山の渋沢・ギューリック杯児童英語表現発表大会でギューリックⅢ世から人形をプレゼントされたそうです。京都の大会でYuiさんから話を聞いて人形交流について知ったそうです。
ご厚意でスピーチを自宅で録画させてもらいました。
このウェブページは動画をアップできませんので、フェイスブックのミス三重ページ(22年3月29日)をご覧下さい。
Friendship Doll "Miss.Mie" ミス三重の会 | Facebook
スピーチの日本語訳も頂きましたのでご紹介します。
「2027年には18歳なので友情人形の歴史を小さな子どもたちに伝えたい」「ギューリック氏の夢はこれからも生き続ける」素晴らしいスピーチです。
2027年に日本とアメリカの皆さんで、すべての答礼人形をサンフランシスコと日本で展示したいですね。
会員の清崎博さん(志摩市)の個展が、21年末から22年1月にかけて、志摩市の2ヶ所で開催されました。
大王美術ギャラリー(大王町波切3234-2)では、清崎さんが寄贈された「安乗の人形芝居」をテーマにした絵が展示されました。
右の絵は、清崎さんが描かれた「ミス三重」の絵です。2010年に州立ネブラスカ大学に寄贈され、大切にされています。この絵には「青い目の人形」3体も描かれ、背景にはネブラスカ州庁舎などリンカーン市の風景が描かれています。
また、志摩観光ホテル「ザ・クラシック」の宴会棟ロビーでは「安乗の人形芝居」「御田植祭」などを中心に幅広い作品が展示されました。
会場では清崎さんにもお会いできました。
7月31日(土)~8月1日(日)に津市のリージョンプラザで開催されている「津平和のための戦争展」に人形交流のコーナーも作られました。
津市の新町小学校の「青い目の人形」も展示され、私たちの会が作った小学生用小冊子も無料配布されていました。
人形に関心をもたれた来場者に、スタッフの方が別の詳しい資料を渡して下さり、それをもとに小学生が人形交流について夏休みの自由研究をまとめ、別の人形たちも見学に行ったという嬉しいお話を聞くこともできました。
2018年2月に102才で亡くなられた中村(旧姓濱口)たつゑさんの追悼誌が、大阪府高石市の教え子の方を中心に作られました。中村さんは1927年に書かれたお手紙がネブラスカに保管されていたのがご縁で、2009年賓日館でのミス三重里帰り展に来て下さいました。
追悼誌は154ページの大作で、多くの写真や寄稿、資料などが充実し、中村さんが多くの方に慕われていたことがよくわかります。
ミス三重の会もご依頼を受けて資料などを提供し、追悼誌には人形交流についても11ぺ―ジにわたって詳しく紹介されています。
多くの方の思いが込められた、すばらしい追悼誌ができたことを、中村さんもきっと喜ばれていると思います。
会員の清崎博さん(志摩市)の個展が開催されました。
清崎さんは2010年の「ミス三重」里帰り展(志摩会場)の中心で、同じ年の7月にネブラスカを訪問した時には、「ミス三重」や「青い目の人形」を描いた絵を、ネブラスカ州立博物館にプレゼントされました。手品もお上手で、プレスコット小学校の子どもたちをはじめ、ネブラスカの皆さんを驚かせ、楽しませて下さいました。
清崎さんは県の老人会主催の趣味の作品展で最優秀賞を受賞されたそうです。右の絵が受賞作品の『ニースで凧上げ』です。
安乗文楽の大作もずらりと並び、迫力と情熱を感じる展示でした。
清崎さんにお目にかかれたのも嬉しかったです。
ネブラスカ州立博物館に絵をプレゼントされる清崎さん(右)。左はグルー館長(当時)。 2010年7月2日撮影
いなべ市の阿下喜小学校に植えられているハナミズキが咲きました。
このハナミズキは2013年にアメリカから贈られたもので、「ミス三重の会」も県内に贈られたハナミズキの分配や植樹に協力しました。
いなべ市には阿下喜小学校と中里小学校に贈られましたが、阿下喜小学校の2本はその後、台風や猿の被害で無くなりました。また、中里小学校は統合により廃校になりました。
それで学校関係者のご厚意により、中里小学校の2本を2018年3月11日に阿下喜小学校に移植しました。赤いハナミズキは今年は咲きませんでしたが、白の方はきれいに咲きました。
他のハナミズキは元気に花を咲かせたでしょうか?