神奈川の藤崎健一郎さんからの情報です。
8月23日(金)にヴォーリズ学園で「フレンドシップドールネットワーク滋賀」の設立総会が開催されました。
滋賀には「青い目の人形」4体が確認され、ギューリック3世ご夫妻から贈られた「新・友情人形」9体とともに大切にされています。
ネットワークは人形を所有する10の団体や学校、それに賛同者で作られ、滋賀YMCAが事務局をされています。
設立総会のあと、児童文学作家の今関信子さん(守山市)が人形交流について講演されました。今関さんは8月に人形交流をテーマに「アメリカから来た友情人形」という児童書を出版されています。講演に続いて日野町立西大路小学校と滋賀YMCA学童保育ワイプラスの方が取り組みを報告されました。
すばらしい取り組みなので、三重も学びたいです。
23年5月30日(火)に、近江八幡市のヴォーリズ学園で「日米友情人形交流2023 ギューリックご夫妻歓迎会」が開催されました。
1927年にギューリック1世と渋沢栄一を中心に人形交流が行われた時に、滋賀県の中心になったのが学園創設者のヴォーリズ。ギューリック1世とヴォーリズはその前から友人でした。
こうしたつながりから、2021年にギューリック3世ご夫妻がヴォーリズ学園などに3体の「新友情人形」をプレゼントされています。今回の歓迎会には、3体の他、これまでにプレゼントされた新友情人形も全員集合して、ご夫妻をお迎えしました。
続いて、近江兄弟社ひかり園の園児が園歌を披露して、ご夫妻とハイタッチしながら退場したのが微笑ましかったです。
10時50分からヴォーリズ学園ハイド館で開催された歓迎式典では、まず近江兄弟社高等学校ハンドベル同好会の演奏の後、理事長のご挨拶。「1927年の人形交流で滋賀を担当したのがヴォーリズ」「戦争の準備をする人ではなく、平和をつくる人になりたい」という言葉が心に残りました。
続いて、YⅯCA学童事業部主任の新保さんが人形交流の歴史と紹介をして下さいました。武田英子さんの絵本の一部に滋賀県の人形たちを加えたもので、会場で聞いていた子どもたちも人形交流についてよくわかったと思います。
舞台には滋賀に残っている「青い目の人形」4体と、ギューリックご夫妻が贈られた「新友情人形」6体が勢揃いして圧巻でした。
ギューリック3世からのメッセージのあと、ヴォーリズ学園の生徒代表のあいさつ。この式典の司会進行も生徒2人が担当されていました。この会を通して、子どもたちが人形交流に関心をもってくれるといいですね。
13時からガーデンセレモニー。とてもアメリカ風の開放的な空間で、生徒たちも一緒に楽しみました。
吹奏楽部のすばらしい演奏の後、人形交流の説明、ギューリック3世のメッセージと続きました。
その後、屋外で昼食を頂きました。これもアメリカ風でとても良い雰囲気でした。
人形を大切に保管されている学校の校長先生や教頭先生も参加され、それぞれの学校での取り組みを報告されました。
式典の最後に滋賀YMCA総主事の久保田さんが「この人形が教えてくれるのは、お互い理解し合うことの大切さ」「『青い目の人形』と言うが、いろんな目や肌や髪の色がある」と、大切なことを話して下さいました。
この歓迎会には津市のYuiさんとお母さん、妹さんたちも参加されました。Yuiさんは英語のスピーチコンテストで人形交流について発表し、全国2位になっています。皆さん英語が得意なのでご夫妻ともおしゃべりが弾んでいました。3姉妹で人形交流の絵本を日本語と英語で作られるそうで、とても楽しみです。
神奈川の藤崎健一郎さんからの情報です。
滋賀県大津市歴史博物館でミニ企画展「大津の小学校150年」が開催されました。
大津市平野小学校に贈られて、今は歴史博物館で保管されている「青い目の人形」ジェーン・ハイランドも展示されました。
藤崎健一郎さんからの情報です。
MBS(毎日放送)が人形交流について9分の素晴らしい番組を作り、TBS系列で放映されました。
奈良県大和高田市の高田小学校で大切にされている「青い目の人形」パトリについて、教頭先生が子どもたちに伝え、人形が残されている意味を考えさせているのがすばらしいです。
次のアドレスから動画などを見れます。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/161260
期限が切れていたらご容赦下さい。
神奈川の藤崎健一郎さんからの情報です。
22年3月6日に兵庫県多可郡多可町で「青い目の人形フォーラム」が開催され、兵庫県で人形交流の調査・発信をされている西村恭子さんが「青い目の人形メリーと私の旅」というご講演をされています。
その様子がYouTubeで公開(40分)されています。西村さんのこれまでの取り組みや、兵庫県で
の人形交流の様子がよくわかります。
西村さんは、5月28日に沖縄で開催される「青い目の人形シンポジウム」にも、ギューリック3世と一緒に登壇されるそうです。ぜひ参加したいですね。
奈良の末吉洋文さんからの情報です。
兵庫県多可郡多可町の広報誌『だいすきtaka』に「私たちは知らんとあかんー戦争の中で生きた青い目の人形物語ー』という特集が組まれています。
写真に載っているのは、町内の中町中学校が交流をしていたカリフォルニア州のミドルタウンの学校から贈られた「2代目メリー」。
特集には町内で行なわれた学校や市民の幅広い活動や人形交流の歴史が書かれています。
全編をご覧になりたい方は、
でどうぞ。
インターネット広報もご覧下さい。
青木さん(吉德)と藤崎健一郎さんからの情報です。
ギューリック3世ご夫妻から滋賀県に3体の新友情人形が贈られました。
3体が贈られたのは滋賀県近江八幡市のヴォーリス学園です。人形交流を始めたシドニー•ギューリックさんと、学園創設者のウィリアム・メレル・ヴォーリズさん(近江兄弟社)が仲良しだったことがきっかけだそうです。
新聞によると、学園のこども園にヴィッキー、滋賀県YMCAにシャノン、ヴォーリズ学園にヴィヴィアンが飾られるそうで、12月24日に贈呈式が行われました。
以下のアドレスから詳しい情報を知ることができます。
「みんなのつどい六条」という集会で、奈良県の西田敦さんによる「奈良県の戦争遺跡写真展」が開催され、その中で奈良県に残っている4体の「青い目の人形」の写真も展示されました。
五條市の「賀名生(あのう)の里 歴史民俗資料館」にあるパトリは賀名生小学校に、宇陀市役所にあるマーガレットは宇陀市の伊那佐小学校に贈られましたが、どちらも統合され閉校になりました。御所市の葛小中学校にあるローズも、統合された戸毛小学校に贈られた人形です。
パネルはすべてモノクロで、とても迫力がありました。奈良の人形たちにも会ってみたいですね。
なお、西田さんの写真展は今後、奈良県各地のコープで巡回されます。
「青い目の人形と子どもたち」展が大津市歴史博物館常設展示室1階ミニ企画展コーナーで開催されました。
滋賀県に残っている「青い目の人形」4体(写真左から甲賀市立甲南第二小学校のメリー、彦根市立稲枝北小学校のマリオン・L・スナイダー、大津市立平野小学校のジェーン・ハイランド、日野町立日野小学校のマリオン・ベイビー)がそろい、さらにギューリック3世ご夫妻が贈られた
また答礼人形「近江滋賀子」の写真も2種類展示されていました。フロリダ州マイアミに贈られてから今も行方がわかっておらず、早く見つけてあげたいと思います。
「新友情人形」3体(写真右から甲賀市立甲南第二小学校のナンシー、日野町立日野小学校のティナ、日野町立西大路小学校のシーラ)も勢揃いしました。シーラは今年3月にギューリック3世ご夫妻から贈られ、今回が外部には初披露でした。
ごく一部の展示物以外は撮影自由だったのも嬉しかったですし、大切なことだと思います。
1927年当時の歓迎会写真10枚や人形たちのパスポート、学校日誌などの実物資料も充実していて、その頃や戦争中の子どもたちの学校生活の様子もよくわかりました。
奈良県にある帝塚山大学の国際法・平和学ゼミ(末吉洋文 法学部教授指導)の皆さんが、奈良県の人形交流について調べ、2021年7月にウェブページに報告書を公開されました。
奈良県に残っている4体の「青い目の人形」に加え、人形交流の全般や「人形の取り違え」などにも言及されています。今後も調査が進みそうで楽しみです。奈良から5体目の人形が出てくるかも知れませんね。
下にPDFを添付しますが、「青い目の人形 帝塚山」で検索すればウェブ上からも見ることができます。学生さんたちの力作をご覧下さい。
京都の中野恭子さんからのお知らせです。
7月23日~24日に京都教育文化センターで開催された「第41回平和のための京都の戦争展」で人形交流のコーナーが今年も作られ、中野さんが展示説明をされました。コロナ対策で毎年好評の紙芝居は中止になりましたが、たくさんの方が来場されました。会場には今年も「青い目の人形」アンと、かつて太秦小学校に贈られたメリーが展示されましたが、来場された86才の女性からアメリカで買われた人形を持って来られて「この子をあなたの養女にしてください」「アメリカの人形を大切にされているあなたに差し上げます」とプレゼントされたそうです。
これまでの中野さんの取り組みが、たくさんの方に伝わっています。
甲賀文化輝きさんからの情報です。
ギューリック3世ご夫妻から滋賀県日野町の西大路小学校に新友情人形のシーラが贈られ、21年3月3日に歓迎式が開催されました。アメリカにいらっしゃるギューリック3世からのメッセージが音声で届き、子どもたちとの交流がされたようです。
滋賀に贈られた新友情人形は甲南第二小学校のナンシー、日野小学校のティナに続いて3体目になりました。
画像はすべて「甲賀文化輝きミュージカル」のフェイスブックより転載させて頂きました。
2018年8月8日~8月21日に、福知山市(京都府)の市役所1階ロビーで「学校歴史資料と青い目の人形~小中学校歴史資料悉皆調査より~」展が開催されました。
福知山市に残っている「青い目の人形」ヘレン・ウッドや、福知山市に贈られた小学校名や人形名などが展示されました。
市が「青い目の人形」の悉皆調査をされたことはすばらしいです。
2018年7月31日~8月5日に立命館大学国際平和ミュージアムで、恒例の京都戦争展が開催され、「青い目の人形」コーナーも開設されました。
昨年と同じく2体の「青い目の人形」と同時代のエファンビー社の人形、そして「新友情人形」1体も展示されました。
コーナーを企画された中野恭子さんは、ギャラリートークや講演などを精力的におこなわれました。
ギューリック3世ご夫妻から「新・友情人形」が新しく1体が日野小学校(滋賀県蒲生郡日野町)に贈られることになり、18年3月18日に「忍の里プララホール」(滋賀県甲賀市 甲南情報交流センター)にギューリック3世ご夫妻と青木勝さん(吉德)をお迎えして記念公演が開催されました。
公演では「新・青い目のお人形ショートミュージカル」の他、ダンスショー、歌と演奏などがおこなわれました。
「新・友情人形」はティナ
日野小学校に贈られた「新・友情人形」はティナ。3月19日に日野小学校で歓迎会も開催されました。
滋賀県に贈られた「新・友情人形」は甲南第二小学校のナンシーに続い
て2体目です。
3月17日に滋賀県に来られたギューリック3世ご夫妻は、近江日野商人館を見学されてから、記者会見にのぞまれ、滋賀の皆さんとの夕食会を楽しまれました。とても忙しい日程ですが、いつも笑顔とユーモアいっぱいのギューリックご夫妻でした。
日野小学校での歓迎会の様子は朝日新聞デジタルをご覧下さい。
17年8月1日~6日に立命館大学国際平和ミュージアムで「京都 戦争展」が開催され、中野恭子さんが人形交流の展示をされました。
中野さんは16年に京都で8体目になる「青い目の人形」アンを確認されました。また、各地で人形交流の紙芝居を自作・上演され、NHKの「ラジオ深夜便」にも出演されています。
展示コーナーには、アンと、かつて太秦小学校に贈られたメリーも展示されていました。どちらも今は個人の
方が所有されています。
中野さんのもとには人形の情報が集まっていて、最近でも枚方市(大阪府)や奈良の人形を確認に行かれたそうです。9体目の人形が見つかるのも時間の問題かも知れませんね。
17年7月16日に忍の里プララ(甲賀市甲南)で、「甲賀文化輝き」さんが、ミュージカル「青い目の人形~甲南のメリーさん~」(集まれ!! 滋賀の4つのお人形)を開催されました。
ギューリック3世ご夫妻が来られるのを歓迎するミュージカルです。時間などの都合でミュージカルが半分に短縮されましたが、それを感じないほど感動的でした。ミュージカルの最後にはギューリックご夫妻も登壇され、スピーチをされました。満席の会場から大きな拍手が送られました。
ミュージカルの前には「青い目の人形」が現存する4校がそれぞれの学校での様子や取り組みを発表されました。子どもたちが発表する学校もあり、楽しかったです。
会場には「青い目の人形」やギューリック3世ご夫妻が贈られた「新友情人形」が展示されました。
ギューリックご夫妻が新友情人形を贈られるようになってから2016年で30周年を迎えました。
そこで16年5月26日夜に京都ガーデンパレスで記念祝賀会が開催されました。主催は岡山日米文化協会さんで、京都、滋賀、愛知、岐阜、三重、静岡、岡山、鳥取ほか各地から人形交流にゆかりのある方々が集まりました。
その日の午前中ギューリック夫妻は、1986年に友情人形をプレゼントされた京都市・高倉小学校(当時は本能小学校)を再訪され、盛大に歓迎会が開催されました。30年で夫妻がプレゼントされた新友情人形は約260体、すばらしい取り組みです。
お二人はこの夜もフレンドリーでユーモアたっぷりに時間を過ごされていました。またぜひ三重にも来て頂きたいです。
2015年8月8、9日に忍びの里プララ(滋賀県甲賀市甲南町)で、認定NPO法人「甲賀文化輝き」さんが市民ミュージカル「青い目の人形~甲南のメリーさん」を上演されました。
このミュージカルは甲南第二小学校に残っている「青い目の人形(メリー)」をもとに2012年に初演され、リニューアルを重ねて2014年に続き3回目の上演です。
取り組みを通してギューリックさんとの交流もすすみ、2016年には甲南第二小学校にギューリックさんから新友情人形「ナンシー」が贈られました。
すてきな取り組みの詳細は以下のページをご覧下さい。