2011年5月2日~7日にネブラスカを訪問しました。
この訪問は伊賀市立河合小学校(現・阿山小学校)の皆さんの熱い思いがきっかけでした。
河合小学校では2010年にギューリックご夫妻から「新友情人形」のシャロンを頂き、その後「新答礼人形」を学校で作りました。『栴花(せんか)』と名づけられた新答礼人形をネブラスカのプレスコット小学校にプレゼントするための訪問です。「ミス三重の会」からは滝沢事務局長と草分、岩脇の3人が同行しました。
3日は州立博物館でミス三重と再会。収蔵品もたくさん見せてもらいました。
スプリングクリークではトールグラスという1mほどの草を再生しています。広大なプレーリーですが、トールグラスが生えているのはここだけだそうです。管理センターの方がとても日本語が上手で、若い頃に専修大の留学生で日本に行き、東京や千葉に10年以上住んでいたそうです。専修大はネブラスカ大学と今も交換留学をしていると知りました。途中で鳴った大きなサイレン音は、竜巻警報のテスト運転と聞き驚きました。家には必ず竜巻用の地下室があるそうです。
午後は州立博物館で、グリュー館長と再会。マンモスなどの展示を説明して頂きました。
5月5日。いよいよプレスコット小学校に答礼人形「栴花(せんか)」ちゃんをプレゼントします。三重大学の江原さん、須曽野さんも合流して下さいました。河合小学校の皆さんと一緒にプレゼンをして下さいます。
プレスコット小学校でも、子どもたち全員で歓迎式をして下さいました。人形交流の説明、河合小学校や人形たちの紹介の後、「栴花」ちゃん贈呈式とプレゼント交換。プレスコット小の子どもたちの舞踊の後、全校の子どもたちが「イッツ ア スモールワールド」の歌と踊りをして下さり、すばらしい贈呈会になりました。
セントレアから成田とミネアポリス経由で夕方にリンカーンに到着。州立博物館学芸員のスーザンさん、州立大学「川崎文庫」の小川禮子さんが迎えて下さり旧交を温めました。定宿のエンバシースイーツも懐かしかったです。
リンカーンはちょうど花の季節。レッドバッドツリーが満開でとてもきれいでした。
小川さんや大学生の方たちと話もできました。
この写真の男性は京都出身の留学生と、マレーシアからアメリカに移住した方で日本に留学もされた方です。横浜や東京出身の女性にも会いました。小川さんによると以前は100人ほどいた日本からの留学生は現在10人ぐらいだそうです。
「東洋の人が白人の女性を彼女にするのは難しい」と男性が言われた言葉も心に残りました。
5月4日はスーザン学芸員の夫であるリードさんが周辺を案内して下さいました。
リンカーン市から車で15分走ると広大な畑になります。大豆やトウモロコシを作っていました。30分でスプリングクリークです。
州庁舎へ行き、内部も見学。州庁舎のタワーはリンカーン市のランドマークです。上に登って見るとリードさんが用意して下さった車の大きさがよくわかりました。
昼食はルンザ。前回の訪問でもごちそうになり、ぜひ食べたいと思っていました。ネブラスカのソールフードで、牛のミンチ、玉ねぎとキャベツのみじん切りをソテーしてパンにはさみます。ハンバーガーとは違う美味しさです。
マンモスは草食なので歯が平らなこと、恐竜の脳はとても小さいことなど、興味深い話をグリュー館長からたくさんお聞きしました。
夜は小川禮子さんがホームパーティをして下さいました。グリュー館長やスーザン・リードご夫妻、そしてネブラスカ大学の天野さんやスラバさんも加わり、楽しい時間を過ごしました。天野さんは名張市のご出身です。
ホームパーティは、いろいろな方と出会え、社交力を高めるので、とてもいい習慣だと感じました。小川さんどうもありがとうございました。
5月6日に皆さんに見送って頂いて日本へ。とても充実した5日間でした。