富山県教育記念館で「とやまの教育史料 青い目の人形展 偏見と分断を超えて」が開催されてました。期間は6月15日〜7月3日でしたが、好評のため10日(日)まで延長されました。
富山県内に残る7体の「青い目の人形」が勢揃いし、関連資料も豊富に展示。ミニブック「『青い目の人形』がやってきた」も無料配布され、館長さんがとても丁寧に説明して下さいました。展示終了後に人形7体の集合写真を撮り、所蔵されている方に贈られました。
福井県のおおい町立郷土史料館で「渋沢栄一と青い目の人形」展が2019年6月1日〜9月1日に開催されました。
福井県で確認されている「青い目の人形」は1体。おおい町立本郷小学校に贈られたオーラ・ジョンソンです。戦争中は先生たちが守り、戦後は図書室で飾られていました。
2010年に福井県大野市の「人形のやまだ」店長が人形を探していることを新聞が報道し、それがきっかけになって確認されました。
今回の展示では人形とケースのほか、先生が作った服、本郷小学校に保管されている歓迎会や「ミス福井」の写真も展示されました。
現在オーラ・ジョンソンは、本郷小学校から移され郷土史料館で保管されています。
新潟県柏崎市にある痴娯の家(ちごのや)で「渋沢栄一と青い目の人形」展が2019年7月6日〜8月31日に開催されました。
痴娯の家には2体の「青い目の人形」が保管されています。柏崎小学校に贈られたミルドレッドと、柏崎幼稚園に贈られたナオミです。
1943年2月に、校長と園長を兼務していた方が痴娯の家の展示品所有者である岩下さんに「アメリカの俘虜2名を収容して下さい」と人形を渡して守られました。当時の手紙も展示されています。
展示にはミルドレッドのパスポート、柏崎小学校でミルドレッドを迎えた日本人形、「ミス高知」の写真、1927年当時の人形交流に関わる書類などもありました。
2009年の「ミス三重」里帰りのチラシも飾ってもらってあり、とても懐かしかったです。