神奈川の藤崎健一郎さん、奈良の末吉洋文さんからの情報です。
長崎県島原市立第一小学校には、1927年に贈られた「青い目の人形」リトル・メリーと、ギューリック3世ご夫妻が2005年に贈られた「新友情人形」ジョアンナが大切にされていますが、布製の人形ベッツィーが新しく贈られました。
ベッツィーは、オハイオ州ウィルミントンの市民から、人形交流の研究をされている宮崎広和さん(ノースウエスタン大学教授)を通じて「島原親善人形の会」に託され、第一小学校に贈呈されました。
ベッツィーに添えられたカードには、「私は愛を込めて作られました」「平和、希望、愛を届けにきました」と書かれているそうで、人形交流にぴったりです。
島原親善人形の会は24年3月20日~4月7日に、島原城観光復興記念館(島原市城内1丁目)で「青い目の人形~リトルメリーと仲間たち」を開催し、ベッツィーを加えて島原にある「青い目の人形」「新友情人形」6体を展示されました。
神奈川の藤崎健一郎さんからの情報です。
大分県日田市の「天領日田おひなまつり」の一環で、三隅幼稚園による恒例の「青い目の人形」パレードが2月15日に開催されました。
三隅幼稚園には「青い目の人形」のベッカーとモニカが大切に保管されています。
この日は園児たちが人形と一緒に市内を練り歩きました。
吉德の青木さんからの情報です。
23年12月4日に沖縄県うるま市の勝連小学校で、伊良皆善子さんが講演されたことが24年1月4日の沖縄タイムズに掲載されました。
沖縄で精力的に人形交流の調査と発信をされているフリーアナウンサーの伊良皆さん。
沖縄ではまだ1体も確認されていない「青い目の人形」。伊良皆さんのご努力で、戦火をくぐり抜けた1体目が見つかるのが楽しみです。
23年5月28日(日)の14時~16時に、那覇市のおきみゅー(沖縄県立博物館・美術館)の講堂で、「再び『青い目の人形』を沖縄へ」が開催されました。
沖縄ではまだ「青い目の人形」の現存が確認されていませんが、フリーアナウンサーである伊良皆善子さんを中心に活発な調査がおこなわれています。
兵庫県で活発に人形交流の調査をされている作家・西村恭子さんと伊良皆善子さんを、兵庫県の公認会計士・大塚勝弘さんがつなぎ、西村さんからの働きかけでギューリック3世ご夫妻が「新友情人形」のダイアンとケイティを沖縄に贈呈されることになりました。
この日はギューリック3世ご夫妻、兵庫からは西村恭子さんと「青い目の人形」メリーも参加され、「新友情人形」の贈呈式とセレモニーが行われました。
会ではまず、伊良皆さんと西村さんのクロストーク。人形交流や沖縄の取り組み、「青い目の人形」の歌を作詞された野口雨情さんのことなどをわかりやすく話されました。
それから贈呈式。ギューリック3世ご夫妻から「新友情人形」がプレゼントされ、お返しにギューリックご夫妻へ琉球人形のタル―とナビ―がプレゼントされました。名前を聞いてお客さんが笑っていたのでネーミングが良かったのでしょう。
圧巻だったのは中学生の沖縄民謡。アカペラで見事なハーモニーを聞かせて下さいました。
最後に伊良皆さんも加わって「青い目の人形」の1番を歌って幕を閉じました。
最終日の28日(日)は、西村さんの「青い目の人形」メリーもパネル展会場に置かれ、自由に来場者が抱っこしていました。
「人形は抱いてあげるのが一番」という西村さんの思いに共感しました。
休憩の後、ギューリック3世ご夫妻が登壇。最初に座開きの舞である「かぎやで風」をして下さり、沖縄らしい心地よい雰囲気になりました。
最後は子どもたちの歌。「人形を迎える歌」や「人形を送る歌」、英語の歌も披露されました。
おきみゅーのロビーでは、パネル展「『青い目の人形』は沖縄にも届いていた」が23日(火)~28日(日)まで開催されました。
伊良皆さんを中心に沖縄での人形交流を調べたパネルが展示され、とても充実していました。
その後、ギューリック3世ご夫妻から贈られた2体の「新友情人形」は、24年3月3日に沖縄県立図書館に寄贈されました。子どもたちにかわいがられるといいですね。
吉德の青木 勝さんからの情報です。
長崎親善人形の会(瓊子の会)の皆さんが「平和・未来への伝言〜ナガサキから〜」という人形交流95周年記念シンポジウムを開催されました(14時~16時。入場無料)。
渋沢史料館所蔵の記録映画「1927年日米親善人形交流会」も上映されたそうです。
息の長い取り組みを続けられている長崎親善人形の会(瓊子の会)の皆さん。私たちの会も見習いたいです。
神奈川の藤崎健一郎さんからも次の詳しい情報を頂きました。
https://nordot.app/998786649236717568
奈良の末吉洋文さんからも次の情報を頂きました。
長崎:青い目の人形平和願う 日米交流95周年、長崎でシンポ:地域ニュース : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)
近い将来、「ミス三重」が宮崎県にやって来るかも知れません。
多くの答礼人形が1927年~28年のアメリカ巡業時に、別の台座に置かれたことで、取り違えられています。
「ミス三重」も90年前にネブラスカに贈られた時にすでに、三重から送り出された人形とは違うことがわかっていました。
最近の調査で、元は宮崎から送り出された「日向瓊子」だとわかりました。
そして、宮崎の方が「ミス三重」を「日向瓊子」として里帰りさせたいと考えられています。「ミス三重」は幸せです。
また日本で「ミス三重」に会えるのは嬉しいですが、ミネアポリスで大切にされていて17年に日本で修復もされた「ミス宮崎」も、ぜひ宮崎に迎えて頂きたいと思います。
もちろん、私たち「ミス三重」の会は、別の人形と知りながらも「三重からの人形」として大切にして下さっているネブラスカの皆さんの思いを、これからも一番大切にしていきます。
「長崎親善人形の会(瓊子の会)」が、16年10月23日に第13回総会を開催されました。
ニューヨーク州ロチェスター市に保管されている「ミス青森」は2000年に元「長崎瓊子」とわかり、2003年と2007年に「長崎瓊子」として長崎に里帰り展示をしています。
瓊子の会は、人形交流90周年の取り組みとしてロチェスター市との交流を計画されています。ロチェスター市でも90周年のイベントが計画されているそうです。